NSK工業 焼結ダイヤモンド砥石


ダイヤモンド砥石は数多く販売されていますが、当方でおすすめ出来る商品は、なかなか出て来ませんし、以前は良かったと思う製品でも、改良や製造のバラツキなどにより、使い物にならなくなってしまったものも多々あります。
そんな中で、私がおすすめが出来るダイヤモンド砥石を、新たに販売出来る事になりましたので、ご案内をさせて頂きます。



ダイヤモンド砥石は、大きく分けて3種あります。

・電着ダイヤ

・レジンボンドダイヤ

・セラミックダイヤ

それぞれ、製造に使用する基材の違いにより、このように分けられています
※メタルダイヤも存在していますが、刃物研磨用ではなく、ドレッサーや石材用としての製品の為、当方では別物として考えていますので、日頃からご説明には含んでおりません。


その中で、レジンボンドのダイヤに相当します。

ダイヤを支える材は、複合材での製作となっており、絶妙な硬度や靭性を持ち、ダイヤを綺麗に支えています。




電着ダイヤやセラミックダイヤは、地金付きの刃物に対しては、ダイヤの脱落と刺さりが出る事などから、大きく悪影響を及ぼす事が多く、あまりおすすめしにくい部分があります。
また、電着は目立てを軽くするのが限界で、減りがダイヤのみで基礎質はほぼ減らない為、面の精度はほとんど変わりませんが、精度が悪い製品は修正が出来ませんし、基本はダイヤ層をメッキで固定しているだけなので、一層の使用で終了となります。
また、セラミックダイヤの場合には、基礎材がセラミックで、かなり硬い為、面の崩れは少なく、ダイヤの保持力は高いものの、修正での手間や苦労が多くあるので、上級者向けな所があります。


それに対し、レジンボンドダイヤは、基礎質は比較的柔らかく、精度の良い修正を行った荒砥や中砥などで擦る事により、面修正が用意に行え、目立ての管理もしやすい事などから、総合的に見ると使いやすいという特徴があります。
また、製造時の厚みのコントロールもしやすく、様々な形状にも対応出来るなどの特徴もあります。




他に良く見られるレジンボンド系のダイヤモンド砥石と比べ、大きく異なる所をご説明いたします。
まず、一番ダイヤモンド砥石に求められる部分として、研ぎに対する研削性(研磨)がありますが、特別荒く研ぎが終わる訳では無いのに、砥石のかかりが良く、研ぎ滑りしずらく、目もかなり揃っている所です。
ただ研げれば良いという考えで、ダイヤモンド砥石をお使いになられる方もいらっしゃるかもしれません。
しかし、研削能力に関しての部分だけではなく、段階的な研ぎとして、その先の砥石へのステップアップの下地として出会ったり、その砥石での仕上げであったりと、私は様々な考えを持って、色々な場面での使用に対する必要性を考えていますので、それらをどこまで持ち合わせているのかというのは、非常に重要なポイントだと考えています。

この砥石の場合、段階的な研ぎであったり、仕上げとしても、非常に有効性が高いのが、私にとっては特に大きなポイントです。


そして、根本論になりますが、製品としての性能の安定という部分もおすすめ出来るポイントです。
一般的な製品は、気泡が多く入っていたり、部分的にダイヤの分布が悪かったりで、安定して使う事が出来ない製品が多くありますが、こちらの製品はそういった事も無く、安定した性能を発揮してくれます。


もう一つ、大きなポイントとしては、硬さや厚みの違いも、製品として存在している事にあります。
一般的なダイヤモンド砥石(電着ダイヤを除く)の場合、ほとんどの製品はダイヤ層が1mmの商品ばかりですが、こちらの製品は、種類や#(荒さの番手、粒度)によって違いはあるものの、標準厚と極厚に分かれており、ご使用量などによりご選択頂けます。
硬度に関しては、当店専用の硬度設定品が標準となり、ソフトと硬いタイプをご選択頂く事が可能です。


ダイヤモンド砥石は、基礎となる土台の材が色々とあり、石材、アルミ、鉄、などが一般的です。
NSK工業のダイヤモンド砥石は、熱硬化の強化樹脂を使用しており、石材のように割れや欠けが明確に出ませんし、無駄に重くない所も良いと考えています。
砥石台の精度に合わせ、ガタツキを抑える為に、裏面を調整される方は多いかと思いますが、そういった場面でも、砥石で簡単に調整が可能な事も魅力です。
また、鉄やアルミの台の場合、サビが発生する事が通常となり、それが使用や保管に影響を及ぼす事もありますが、樹脂台の場合だと、サビが直接出る事はありませんので、その辺りも安心材料です。






ここからは、商品のご紹介です。

※上の画像をクリックして頂きますと、大きな画像を表示できます。

極刃(きょくは)」は、以前より販売をされていた、NSK工業のダイヤモンド砥石の代名詞とも言える製品です。
他製品類との違いは、研ぎ味の良さや、仕上がりの部分が、特に大きな違いとなっています。
製品の#と関連し、通常厚と特厚でも、ダイヤ層の厚みが異なります。
極刃の厚みに関しましては、製品の価格表に参考厚を記載してありますので、そちらでご確認ください。






いずれもお好みに合わせて、商品をご注文ください。



数は少ないですが、試し研ぎにご使用頂けるサンプル品のご用意がありますので、そちらをまずお使い頂ければと思います。

これ以外にも、使用中のものを含め、お試し頂けるサンプルのご用意があります。
※今後、サンプル数を増やす予定もあります。







なお、ご使用に関しまして、ご不安な方もいらっしゃるかもしれませんが、刃物の種類や用途、必要な荒さの基準等をお伝え頂ければ、どの製品の相性が良いかなど、アドバイスが可能です。
ほぼ全商品の実使用や試し使いをしていますので、その辺りのご質問を頂ければ、お答えが可能です。

また、購入後のご使用に関するアドバイスや、面直し(有料)のなどもお受けできます。
状況良く、確実に効果を出して頂く為に、購入前から購入後まで、サポート致しますので、宜しければご購入をどうぞ!







・極刃(きょくは)


過去より販売されてきた極刃は、NSKダイヤモンド砥石の基本とも言える製品です。
通常版の白砥と同等性能ですが、砥石の厚みはこちらの方がありますのでお得です。



商品の種類  各 33,000円

厚み 3.5mm以上
・#200
・#400
・#600
・#800
・#1000
・#1500
・#3000
・#6000
・#10000





・極刃 白砥(はくと)


白砥は極刃と同等性能ですが、厚みが違う事と、硬度の違いで種類がいくつかあります。
基本となる白砥と、基材硬度が高めの「弐」があり、基材が柔らかい「参」も存在しています。

当方では、包丁用をメインと考え、目つまりよりも研ぎ味を重視する観点から、仕上げ側は白砥「参」をメインで販売致します。

特に、硬度の高いステンレス鋼系や、粉末鋼系に対し、大きな研磨力とかなり整った刃付けを可能としています。


通常の白砥と、硬めな「弐」も取り扱いは可能ですので、用途や必要に応じて、ご注文ください。



商品の種類 各 22,000円

厚み 2.0以上
・#400
・#600
・#800
・#1000
・#1500
・#3000
・#6000
・#10000

※白砥「弐」は#3000と#6000と#10000のみ。
※白砥「参」は#3000と#6000と#12000のみ。





・朧(おぼろ)

朧は天然砥石のような研ぎ味と仕上がりを考え、開発をされた商品です。
ダイヤモンド砥石=光沢のある削り、というイメージが強いと思いますが、こちらの製品で研いだ物は、濁りが均等に入りやすいです。
研いでいる時の感触としては、当たりがかなり柔らかく、違和感を感じにくいです。
これは非常に面白い試みだと思います。

相性が良いのは、特に霞物など、地金がついた刃物で、全鋼物には少し力不足を感じると思います。
切出小刀など、平面研ぎに対しての仕上がりは、特に明確に表れるでしょう。

研いでいる時の感触としては、当たりがかなり柔らかく、違和感を感じにくいです。

仕上がりの見た目なども重視される方に、特におすすめ致します。




商品の種類  各 33,000円 

厚み 3.5mm以上

・中砥(細) ※#2000相当
・中仕上げ ※#4000相当
・仕上げ ※#6000相当





・焼結ダイヤモンドドレッサー


砥石製造で培った性能を含めた、今までは無かったタイプの砥石用の修正砥石です。
この修正砥石の優れた点は、電着等では難しかった荒砥の修正に対応している事や、レジンボンド系であればダイヤモンド砥石の修正にも使用可能な所です。
ダイヤ同士を擦る事は、賛否あるかとは思いますが、使用に影響は無く、面の修正が可能となっています。
また、ダイヤ砥石の修正にも使用出来るくらいなので、人造砥石や天然砥石の修正にも、もちろん問題なく使用できます。

修正に使いたいNSK工業のダイヤモンド砥石にあった#をご注文ください。
対する砥石の方が荒いと、修正用砥石の消耗が早くなります。



商品の種類と対応  各 19,800円

厚み 3mm程度

#200 #200~#400の修正
#400 #400~#800の修正
#600 #800以上の修正
#1000 #1500以上の修正
#3000 #3000以上の修正 (受注生産)
#6000 #3000以上の修正 (受注生産)






NSK工業の製品販売について

・当店に在庫がある製品以外は、受注生産となる為、特注品扱いの為、先払いとなり、ご注文後のキャンセルは出来ません。

・お支払いは、銀行振込か、PayPal(カード払い)のみとなります。
※店頭ご利用のお客様は、現金でのお支払いも可能です。








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