裁縫用の鋏などの研磨


※2021年4月より、法律の改正に基づき、総額表示に変更となりました。



鋏類は、裏鋤に頼る部分が大きく、それに次いで反り曲りの調整となります。
裏透きをまともに行える業者は少なく、行っていたとしても、まともな裏鋤が出来ない業者がほとんどで、研ぎに出して全く使えなくなってしまったと言うケースは少なくないようです。

研磨をご依頼の際には、十分にご注意なさってください。

全体整形、裏鋤(うらすき)、反り曲り調整、刃研ぎと、全てを原理に基づき、研磨出来る所にお願いする必要があります。
当店は研ぎだけではなく、整形、裏鋤、反り曲り調整(刃と刃の噛み合わせ)などもできるお店です。

裁ち鋏、羅紗鋏、握り鋏、糸切り鋏、と、いずれも、繊細に研がれた刃は、無理な力は一切いらず、切り逃げする事無く、素直に切れます。


全く切れないような鋏を、無理に使う癖が付いている方の場合、相当驚かれる事と思います。

一度研ぎますと、かなり長く使える刃物ですから、しっかりと刃を直し、大切にお使いください。




なお、カットしたい素材のタイプに合わせて、刃の付け方を変更できます。
例えば、一般範囲の裁ち鋏の研ぎ範囲ですと、極細繊維で作られた裏地類などは、まともに切れない場合があります。
また、繊細過ぎる刃は、切り滑りを発生させてしまいますので、それらにつきましても、ご要望をお伝えください。


※当店では左利き専用ハサミの研磨はお受け出来ません。
・一部ピンキング鋏もお受け出来ない物が御座います。

※左右の刃の硬度にばらつきがある場合や、明らかに硬度が低い鋏類は、まともな切れ味や永切れは不可能となります。

※お見積りは実物を拝見させて頂いてからとなりますので、それまではHPに記載の内容や金額を参考になさってください。


※表示の価格は税込みの「総額表示」です。

・裁ち鋏(たちばさみ)、羅紗鋏(ラシャはさみ)、洋裁鋏 などの鋏類
※状態やご要望により

・料金 3,500〜8,500円

微調整の為、傷が残る場合が御座います。


・握り鋏、糸切り鋏 などの鋏類
※状態やご要望により

・料金 2,400〜5,000円

微調整の為、傷が残る場合が御座います。




※全ての刃物で言える事ですが、修正研磨が必要な場合、大きく研磨を行う為、特にサイズが変化する場合が御座います。予めご了承ください。


 裁縫用の鋏の研ぎ納期について


・裁ちハサミ、糸切り鋏共に、3日〜1週間程度かかります。

※混雑具合や状態により前後致します。

TOPページに記載の「一般刃物の研ぎ納期に対する待ち期間のご案内」も合わせてご参照ください。


 お受けできない状態は・・・



※刃が研ぎ減りにより細くなっているもの
・明らかな場合には、刃先の先までかみ合わせが取れ無い場合も御座います。現状で刃の先端部まで当たっていなくても、その具合によっては、十分修正が可能です。

※刃の厚みが残り少ないもの
・刃の厚みは、靱性と言って、しなりの具合などに影響を及ぼします。大きく砥ぎを行いたい場合や、裏透きを行いたくても、その後、良い状態で使って頂けない状況になる物は、特に裏透きは出来ません。
※亀裂が大きく入ったもの
・ハサミの刃幅の特性上、亀裂が明らかな場合は刃を削り取っても、治せない場合が御座います。

※そり曲りがひどいもの
・一般的なそり曲りは、裏透きと叩き調整で、ほぼ治すことは可能です。しかし、明らかに形状を維持できていない物の場合には、直しきる事は難しい状態です。

※錆による浸食が激しく金属劣化が激しい物
・表面錆は少し凸凹が残る程度で仕上がりますが、明らかに浸食が進んでいる場合などは、砥ぎを行っても刃先強度が出せなかったり、いつまでも錆による欠損が刃先に出てしまう場合があり、その場合は再生は難しいと言えます。


※その他、当方でお受けできないと判断させて頂く場合も御座います。


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